“産む機械”独でも論議
2007年 02月 25日
カトリック司教の少子化対策批判に反発
【ベルリン=三浦耕喜】ドイツのカトリック司教が、政府の進める保育所増設計画を「女性を『産む機械』におとしめるものだ」と批判したことに反発が広がっている。子どもは家庭で育てられるべきだとする価値観に基づいて政府の少子化対策に疑問を示したもので、本人は撤回する考えはまったくないようだ。
この発言はドイツ南部アウクスブルクのワルター・ミクサ司教が説教で話したもの。仕事と子育ての両立を促すため、大連立政権の女性閣僚であるフォンデアライエン家庭相が進める保育所増設計画に対し、「生まれて間もない子どもを国の管理に委ねさせることは、女性を『産む機械』におとしめるものだ」と家庭相の政策を批判した。
これに対し、与党内からは、自らも7人の子どもを育てる家庭相を擁護する声が続出。メルケル首相も「全面的に家庭相を支える」と司教の批判を退けた。
だが、同司教は「3歳までは全面的に子どもの世話をすべきだ。政策への批判として『産む機械』は間違っていない」と強調している。
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