CATV2000万世帯突破 サービス多様化が奏功
2007年 02月 26日
ケーブルテレビ(CATV)の契約世帯数が2006年末に2050万世帯と2000万の大台を突破し、世帯普及率が40%を超えたことが24日、総務省の調査で明らかになった。多チャンネル化やデジタル化による高速インターネット接続など、多様なサービスを提供するようになり、消費者の支持を獲得した。
ただNTTなど通信事業者は、ブロードバンド(高速大容量)通信網を使って映像配信事業に乗り出しており、もともと映像配信が中心だったCATVにとって大きな脅威だ。このためCATV側は、他社を合併・買収(M&A)することで競争力を強化し、IP電話事業に参入するなど競争が激化している。
CATVは、国内では1955年に群馬県で誕生し、90年代の多チャンネル化で普及が急速に進んだ。2003年の地上デジタルテレビ放送の開始を契機に、CATVもデジタル化を加速。06年末の契約世帯数は1996年3月末(361万世帯)の約5・7倍に膨らんだ。
一方、全国規模で光ファイバー網の整備を進めるNTTは、IP電話と高速ネット、映像配信を3本柱とする「トリプルプレー」を積極展開している。
通信側の攻勢に対し、地域密着型で規模が比較的小さいCATV側は同業他社との連携を進めてきた。最大手のジュピターテレコム(東京)は、積極的に同業他社を買収して規模拡大を図り、富山県などでは県内の小規模CATV会社同士が連携し、番組交換やIP電話事業を行っている。
またNTTのライバルKDDIが、100を超えるCATVと組んで映像配信サービスを提供する計画を進めるなど、NTTへの対抗策として、CATVと通信事業者が手を結ぶ動きも出ている。
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