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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ソニー、ゲーム界王者の地位にかげり~EAのCEOが予測

U.S. FrontLine


更新2007年03月06日 18:12米国東部時間

 ゲームソフトの世界最大手、エレクトロニック・アーツ(EA)のラリー・プロブスト最高経営責任者(CEO)が、ゲーム機市場でソニーの圧倒的地位が揺らぐとの予想を示した。

 ロイター通信によると、ソニーは、「プレイステーション2」の人気を背景に、圧倒的な強さを示してきた。1999年以降の市場サイクルで、販売台数における世界シェアの60%以上を獲得したと見られている。しかし、「プレイステーション3」の発売は、マイクロソフトの「Xボックス360」発売より1年遅れとなった。

 低迷を続けてきた任天堂も、「ウィー(Wii)」の発売以来、息を吹き返している。250ドル前後のウィーは、Xボックス360やPS3の約半額で、プレーヤの体の動きをゲームに反映させるという点でも異色を放っている。

 プロブスト氏は、「今回のサイクルでは、各社のシェアが均衡化するだろう」として、ソニーがトップを維持するものの、差が縮まるとの見方を示した。

 「(ソニーの)問題は、(PS3が)高すぎることにあると思う」と同氏は語った。同氏によると、昨年の「E3」見本市でソニーがPS3の価格は600ドル前後になると発表した時、聴衆から息を飲むような反応があったという。マイクロソフトのXボックス360は、約400ドルで販売されている。

 プロブスト氏によると、ウィーは好調な出だしを飾り、EAでもウィー向けのゲーム開発にかける投資を拡大したという。マイクロソフトもシェア拡大の傾向と見ていると、同氏は話した。

 ソニーでは、PS3を3月23日に欧州市場に投入する。日本と米国では、発売後の品薄状態が予想されたほど持続しない結果となったが、欧州にはプレイステーションに忠誠を示す愛好家がいる。「現時点でソニーが衰退するとは思わないほうがいい。これは長期的な競争になるだろう」と、プロブスト氏は語っている。

 ソニーは、1990年代半ばに、オリジナルのプレイステーションで任天堂からトップの座を奪って以来、画像の品質や多機能でライバルを圧倒してきた。
by miya-neta | 2007-03-06 18:12 | 経 済