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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

全国学力テストは個人情報の侵害 小中学生が仮処分申請

asahi.com:関西


2007年04月16日

 全国の小学6年生と中学3年生を対象に文部科学省が24日に実施する「全国学力・学習状況調査」はプライバシーの侵害になるとして、京都市と京都府京田辺市在住の児童と生徒計9人が16日、両市に自分たちへの学力調査の取りやめを求める仮処分を京都地裁に申し立てた。代理人の弁護士によると、学力調査の中止を求める裁判は全国初という。

 両市の計画によると、調査用紙に氏名の記入は求めないが、学校名や組、出席番号、性別などを書かせ、採点は民間業者に委託するとしている。

 申立書によると、無記名でも組や出席番号から個人が特定される可能性がある、と指摘。学習環境を尋ねる調査もあり、調査内容は明らかな個人情報に該当するとしている。そのうえで、こうした情報を民間業者に渡すことはプライバシー権の侵害や個人情報保護法に違反するなどとしている。

 学力調査に疑問を抱いた保護者が知人を誘い、小学6年の5人と中学3年の4人が申立人になった。保護者の一人は「事前に十分な説明がなく、個人情報がどう使われるか不安」と話した。

 文科省初等中等教育局の伯井美徳・主任視学官は「委託先に作業担当者の限定や情報の厳重な保管など万全な対応を求めている。教育委員会と連携しながら、個人情報の取り扱いには万全を期したい」とコメントした。
by miya-neta | 2007-04-16 10:02 | 教 育