MSとヤフーが合併交渉と報道、進展せずとの情報も
2007年 05月 05日
2007.05.05
Web posted at: 16:35 JST- CNN
ニューヨーク(CNN) 米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどの米メディアは4日、ソフトウエア大手の米マイクロソフト(MS)と、ポータルサイトの大手の米ヤフーが予備的な合併交渉を進めている、と報じた。
同紙(電子版)はしかし、4日午後になり、この話し合いは弾みを失っていると伝えた。交渉に詳しい消息筋はCNNに対し、ヤフーは交渉に強い関心を示していないことを明らかにした。
交渉はマイクロソフト側が持ち掛けたもので、ネット検索で首位の米グーグルを追撃するのが狙いとしている。両社の報道担当は、市場の憶測は論評しないのが基本方針とだけ述べた。
ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、マイクロソフトは合併に向けて最大500億ドルの資金を準備。ヤフーの1株当たり36.75ドルの計算になるという。
ネット市場調査企業によると、仮に合併が実現しても、米国の検索市場でグーグルの首位を奪うことにはならない。グーグルのシェアは現在48.3%で、マイクロソフト、ヤフーが合併しても38.4%にとどまるという。
マイクロソフトは、ネット検索事業に絡む広告事業の強化を目指している。この分野では、グーグル、ヤフーに大きく差を付けられている。