高3男子、教室で自殺か 制服姿で争った跡なく 埼玉
2007年 05月 07日
2007年05月07日00時12分
6日午前9時すぎ、埼玉県深谷市宿根の東京成徳大学深谷高校の教室で、同県行田市に住む同校3年の男子生徒(17)が倒れているのを生徒の母親らが見つけて119番通報した。深谷署は自殺とみて調べている。
調べでは、生徒は校舎4階のLL教室で、首に荷造り用のひもが巻き付いた状態で倒れていた。カーテンレールの金具が壊れていたといい、金具にひもを掛けて首をつったと見られる。生徒は制服姿で争った跡などもないという。
教室の机の上に、生徒のものとみられるノートがあったが、自殺に結びつく内容は確認されていないという。
5日は祝日のため授業はなかったが、自習のために教室を開放していた。生徒は同日午前7時ごろ自宅を出て、スクールバスで登校。午後5時ごろ日直の教員が巡回した際には、教室は施錠されていたという。
生徒の母親は5日夜になっても生徒が帰宅しなかったことから、学校に捜しにきたという。母親は「特に変わった様子はなかった」と話しているという。
同校の校長は「生徒は温厚な性格で、特に悩みがあったとは聞いていない」と話している。