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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

法務局が人権侵犯認定 滝川いじめ自殺 当時の校長に「説示」

社会 北海道新聞


2007/05/10 13:58

 滝川市内の市立小学校で二○○五年九月、六年生の女児=当時(12)=が、いじめを苦に自殺を図り、○六年一月に死亡した問題で、札幌法務局は十日までに、「人権侵犯があった」と認定、同校の当時の校長(55)に対応の不十分さを指摘した上で、再発防止を求める「説示」の措置をとった。

 また滝川市教委の中山公子教育委員長と現在の同校の校長にも再発防止や人権教育などを求める「要請」を行った。

 同法務局人権擁護部によると、当時の校長に対し「いじめに対する学校の認識や取り組み体制が不十分だった。本件を教訓に再発防止や人権教育に意を用いた実効性ある改善策をとるよう」求める文書を八日、渡した。

 同法務局は、いじめ自殺に関する昨年十月の報道を受け調査を開始。同校や市教委関係者からの聞き取りを続けてきた。

 今回の措置は、法務省の「人権侵犯事件調査処理規定」に基づく。捜査機関への「告発」や関係行政機関に適切な措置を求める「通告」、相手方等に反省を促し善処を求める「説示」、人権侵犯による被害救済のため必要な措置をとるよう求める「要請」などがある。

 滝川市教委は「『要請』を非常に重く受け止めている」とし、再発防止策について「スクールカウンセラーと教育相談員を配置し、いじめ相談電話の利用PRも呼びかけている」と説明している。

 当時の校長は今年二月、道教委から減給10%一カ月の懲戒処分を受け、今春には、空知管内の別の市の小学校校長に異動している。
by miya-neta | 2007-05-10 13:58 | 教 育