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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

【勿忘草】スカート・ワンピース姿が増える理由

ビジネスのニュース:イザ!


2007/05/19 23:52

 ここ数年、女性のパンツスーツの売れ行きが伸びないという。国内アパレルメーカーの共通認識だ。パンツスーツを選ばない女性は、何を着ているのか。

 「今の女性に支持されるキーワードはフェミニン(女性的)です」と広報や売り場担当者は口をそろえる。
 カラフルな幾何学模様、ドレスのように流れるラインのシルク素材-。働く女性に人気のブランドの売り場も、パンツスーツの面積をすっかり華やかなワンピースや優しいデザインのスカートが食っている。 
 世代は問わない。街を歩く若い女性から取材で出会うばりばり働く中堅社員や女性社長も、体のラインをはっきり見せるデザインや、やわらかで女性的なスカート・ワンピースを好んで着ていることが多い。
 もちろんかっちりしたパンツスーツの女性が消えてしまったわけではない。でも、職場フェミニン派は確実に増えている。

 これは一つに「男性並みに」ときには「男性以上に」仕事中心になりがちな女性が、自身の中でバランスをとっているからではないか。
 男女が対等に仕事をする職場環境が整うほど女性が激しく議論を戦わせることも、部下を厳しくしかることも、自分を強くみせて勝負に出ることも必要になってくる。
 でも、だからといって完全に男性化してしまうことは得策ではないし本人も周囲も望んでいない。
 そんなときに、ファッションというツールを使って自分自身で「女性」を保つところがあるのではないか。
 そして当然のことだが、女性が「男性化」したところで、男性ではなく「男性化した女性」だ。

 本気で渡り合おうと思ったら、本来の「自分の性」を上手に生かした方がいい。意識的にも無意識的にも女性はそれに気づいているのだろう。男性陣の中で浮かないよう、常にモノトーンのパンツスーツで“男化”する必要のない時代になったともいえる。
 ビジネスシーンで、女性との仕事が増えた男性は多いだろう。男性は、今こそ女性の“見た目の印象”に惑わされない方がいい。相手が華やかに女性的に装っているときほど、骨太で気の強い、ある意味手ごわい女性かもしれない。(滝川麻衣子)
by miya-neta | 2007-05-19 23:52 | 経 済