米ジョージア工科大学、インド南部に進出
2007年 06月 06日
【ニューデリー=小谷洋司】米有力理工系大学の一つ、ジョージア工科大学がインドに進出する。2009年をメドに南部のアンドラプラデシュ州にキャンパスを設ける。米IBMやマイクロソフトなど有力IT(情報技術)企業がインドでの開発機能を拡充しているのを受けて、現地で技術者養成に乗り出す。
5日、同州政府との間でキャンパスの設置に関する覚書を結んだ。カリキュラムはシステム工学が中心。現地報道によると、海外の有力大学がインドに本格的なキャンパスを構え、海外の学位を与える初めての事例となる。インドの理工系教育の頂点に立つインド工科大学(IIT)などとの競争に発展しそうだ。
州内に2カ所のキャンパスを設ける。州都ハイデラバード郊外で約8万平方メートル、東部沿岸のビシャカパトナムで約28万平方メートルの用地をそれぞれ州政府が提供する。 (207/06/06 10:25)