聖なる山の開発に反発 チベット族が中国公安と衝突か
2007年 06月 12日
2007年06月12日19時04分
香港紙「明報」は12日、中国四川省西部の道孚県八美鎮で先月27日、チベット族が崇拝する山「雅拉雪山」での鉱山開発が原因で、住民400人が地元当局や開発業者と衝突したと報じた。住民は建物や公安当局の車両を壊すなどした。住民側に死者や逮捕者が出たとの情報もある。
事件の前、鉱山開発に抗議する住民の代表8人が省政府に停止を訴える陳情書を提出。その後、8人が行方不明となり、住民の反発が強まっていたという。
地元政府や派出所は「そうした話は聞いていない」としている。