イラクで「国内避難民キャンプ」発生 200万人規模と
2007年 06月 16日
2007.06.16
Web posted at: 20:11 JST- CNN
(CNN) 武装勢力による宗派・民族間の抗争が続くイラクで、自宅から避難したまま国内にとどまっている「国内避難民」たちが、各地で粗末な家屋を集中的に建設し、難民キャンプを形成しつつある。
ジュネーブの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、イラクには約200万人の国内避難民がいる。同居させてくれる親族や友人たちを見つけることができず、役所などの建物や広場などからも追い出された人たちが多い。
避難キャンプは現在、バグダッドや南部ナジャフ、北部ニネバなど国内数十カ所に点在。規模は、数家族から約200家族までさまざまだ。ニネバでは、全避難民のうちの約7%が避難キャンプで生活しているとされる。
抗争の激化にともない、新たな国内避難民が続々と生まれており、避難キャンプの多くが食料や水、住民の健康などの問題を抱えている。
UNHCRが先月訪れたナジャフのキャンプでは、立ち並ぶテント小屋に2000人以上が居住。住民の約6割は女性で、3割は子どもだった。清潔な飲料水やトイレはなく、医療関係者もいないため、多くの子どもたちに腸チフスや下痢、発疹などの症状が出ていた。ヘビやサソリ、蚊などが多く、住民の多くは着替えを持たなかった。
UNHCRは「イラク人はキャンプで生活することをとても嫌がる。それなのにキャンプが次々と誕生しているのは、他に方法がないことを示す非常に悪いサインだ」と話し、避難民に対する物資や医療の緊急支援を訴えている。
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