ホッキョククジラの首から115年前のもり 年齢を特定
2007年 06月 14日
2007.06.14
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発見されたもりの先端は、長さ約9センチで矢の形をしている。首の部分の脂肪深くに収まっていた。専門家は、1890年ごろに捕鯨基地だった同州南東部ニューベッドフォードで作られ、今回のホッキョククジラ(体長約15メートル)に撃ち込まれたとみている。
クジラの年齢は通常、眼球のアミノ酸を分析して計測するが、正確さに欠けることが少なくない。100歳以上のクジラは珍しいとされる一方で、200年近く生きるクジラもいるとされる。
専門家は、今回のホッキョククジラを115~130歳と推定。「(クジラの年齢に関して)これほど確実な発見はこれまでになかった」と話している。