小学校の学力テストで不正か・東京都足立区
2007年 07月 08日
東京都足立区の区教育委員会は7日、2006年4月に実施した区立小中学校が対象の区独自の学力テストで、ある小学校で障害があるなどの理由でテストをうまく受けられない6年生の児童3人の成績について、校長が保護者の了解を得ないまま、学校全体の成績から除いていたことが分かった。区教委は「説明をきちんとしなかったことは不適切だった」としている。
3人に個人成績表が返ってこなかったことで発覚した。また同じ学校で、テスト中に間違った答えを書いている子どもの机を教員が軽くたたき、誤答に気付かせるなどの不正があった疑いもあるという。
区教委は調査委員会を設置して詳細を調べる。同区は学力テストの結果を学校ごとに公表しており、学校間の成績競争が背景にある可能性がある。(07:00)