まるで悪夢の9・11…ニューヨークで爆発事故、1人死亡
2007年 07月 20日
ニューヨーク市中心部マンハッタンのグランドセントラル駅近くで18日夕(日本時間19日朝)、地中の蒸気管破裂に伴う爆発があり、19日付け米紙ニューヨーク・タイムズによると、1人が死亡、消防士や警官を含め30人以上が重軽傷を負った。うち4人は飛散した破片を浴びるなど重体。
破裂したのは直径約60センチの蒸気管で、1924年に敷設された。高温の蒸気が流れる管に冷たい雨水が流れ込み、破裂した可能性があるという。
現場では、地中から大量の蒸気や煙が猛烈な勢いで立ち上り、帰宅途中の通勤客ら数千人が避難するなど一時、大混乱。
肺がんの原因となるアスベスト(石綿)が飛散した恐れもあり、市当局が調査したところ、がれきなどに付着したアスベストを検出した。
ブルームバーグ市長は18日夜の会見で、テロとは無関係と強調したが、市民には2001年の米中枢同時テロの記憶がよぎった。