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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ被害 独自カウンセリング 熊本、長野の研修で紹介

西日本新聞


鹿児島市のNPO開発 学校現場で採用も/ 鹿児島

 鹿児島市の特定非営利活動法人(NPO法人)「いじめ対策プロジェクト」(徳丸洋子理事長)が、いじめに遭っている子どもたちを救おうと開発した独自のカウンセリング法「多角的自己表現法」がこのほど、熊本、長野両県の教職員研修で紹介された。学校で採用する動きもある。被害者を心の苦しみから救い出すことを最優先した手法として注目されている。

 多角的自己表現法は、いじめられながら、だれにも言えず苦しんでいる子どもが、自分の心の状況や自分が感じている人間関係などを色や文字で表現しているうちに、心の中が整理され、苦しみを和らげる方法。心理カウンセラーの徳丸さんが自らいじめに遭った経験を基に、いじめによる自殺を防ぎたいと開発し、同法人で実践している。

 長野県では5月、県総合教育センターが同県内の小中高校で生徒指導を担当する教員の長期研修で紹介。熊本県では6月、幼稚園と小中高校の教員の研修で紹介された。長野県では研修を受けた教員たちが、それぞれの学校で実践することを決めたという。

 徳丸さんは「いじめ根絶の取り組みと合わせ、いじめに苦しんでいる子どもの心のケアはとても重要。スクールカウンセラーの先生たちの活動に役立ててもらえれば」と話している。

=2007/08/12付 西日本新聞朝刊=

2007年08月12日00時23分
by miya-neta | 2007-08-12 00:23 | 教 育