高校の英語を「コミュニケーション英語」に統合…文科省
2007年 08月 27日
今年度内に改定を予定している学習指導要領について、文部科学省は27日、これまで「英語」「リーディング」などに分かれていた高校英語を「コミュニケーション英語」(仮称)として統合する案を中央教育審議会外国語専門部会に提示した。
高校英語は現在、英会話に重点を置いた「オーラル・コミュニケーション」、英文読解を行う「リーディング」、英作文中心の「ライティング」、これらを総合的に学ぶ「英語」の4種類の科目がある。国際化が進み、実践的なコミュニケーション能力の重要性が高まるなか、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランス良く学んだ方がいいとの意見が現場などから相次いでいた。
「コミュニケーション英語」では、社会や理科などで学ぶ内容を英語で学んだり、日本の伝統文化を英語で紹介する学習をしたりするという。
(2007年8月27日20時46分 読売新聞)