函館の集団暴行 重体の高3死亡 中学同級生ら7人逮捕
2007年 08月 28日
(2007/08/28 06:59)
【函館】函館市昭和町の市営昭和公園内で二十六日夜、同市富岡町二、函館大学付属有斗高三年佐藤智也君(18)が意識不明で倒れているのが見つかった事件で、佐藤君は二十七日午後零時五十五分ごろ、搬送先の病院で死亡した。函館西署は同日夜、傷害致死の疑いで、佐藤君の中学時代の同級生ら、いずれも函館市内の十五歳から十七歳の高校生男子六人と十八歳の無職少年一人を逮捕した。佐藤君の死因は硬膜下血腫と脳挫傷。
調べによると、七人は二十六日午後八時半ごろから、昭和公園で、佐藤君を金属バットで殴ったり、跳びげりをして暴行を加え、公園内の人工池に落とすなどして佐藤君を死亡させた疑い。午後十時ごろ、佐藤君が動かなくなったのを見て、七人はあわてて池の水をかけるなどしたが、佐藤君がぐったりしたままだったので、その場から逃走した。
また、これに先立ち午後七時半ごろ、函館市内の別の公園で「金をくれる約束をしているのに守らない」などと佐藤君に言いがかりをつけ、殴るけるの暴行を加えた後、佐藤君に自分の自転車に乗って昭和公園に移動するように命じたという。
調べに対し、全員が容疑を認めているという。