ピンク、白、緑の3色のキリギリス発見 大阪・堺市
2007年 09月 10日
2007年09月10日06時10分
大阪府堺市東区の山口賀奈さん(33)の自宅の庭で、体色がピンク、白、緑のバッタのような虫3匹が見つかった。虫かごで大事に育てている。
山口さん宅の庭で見つかったピンク、白、緑色のクビキリギス=堺市東区で
家近くの草むらが刈り取られ、さまざまな虫が山口さん方の庭の花壇に逃げてきた。娘の小学3年生、安理紗さん(8)と虫取りをしていてピンクの虫に気づき、息子の同5年生、啓太君(10)が白色の虫を捕まえた。
大阪市立自然史博物館の金沢至・主任学芸員(昆虫担当)によると、「クビキリギス」というキリギリスの仲間の幼虫らしい。
周囲の環境によって通常の緑色から褐色まで体色が変わる性質があり、ピンクは褐色の極端なものと考えられるという。白色は体内で色素をつくれなくなったアルビノ(白色変異)の可能性もあるが、成虫にならないと判断できない。金沢さんは「3色そろって見つかるのは珍しい」と話している。