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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ予防のワークショップ集作成=大阪府

時事通信出版局|教育関連ニュース アーカイブ


2007年09月20日18時46分

 大阪府教育委員会は、7月発行の教職員向けいじめ対応マニュアルに続き、いじめの予防を目的とした教職員や保護者向けのワークショップ(参加体験型学習)集となる「いじめ対応プログラム2」を作成した。ストレス対処能力などいじめを予防するスキルを身に付けさせ、いじめを許さない子に育てるのが狙い。そのためのワークショップを開発し、活用例を示したのが特徴。

 ワークショップ集では、いじめを予防するスキルとして、▽自分を肯定的にとらえ、心の居場所を作る力▽ストレスとうまくつきあう力▽感情を適切に表現する力―などに着目。

 スキルを身に付けるため、▽「私は○○です」という文章をできるだけ作り、短所は肯定的な表現に書き換える▽2人1組で、プレッシャーを感じた場面を出し合い、プレッシャーから解放されるためにしたことなどを思い出す▽感情を表す言葉を出し合い、クラスで共有する―など30種類のワークショップを掲載した。ワークショップは、特定非営利活動法人(NPO法人)と共同開発し、授業で行いやすいように所要時間を記載した。

 ワークショップの活用例は、(1)新学期や運動会前などに学級づくりを行う場合(2)部活動や昼休みなど日常でトラブルが起きた場合(3)保護者集会で使用する場合―に分けて示した。
 政令市の大阪、堺市立を除く府内の公立小中高校、盲、ろう、養護学校や私立学校に配布した。さらに、府立学校の教員や市町村教委の担当者、学生ボランティアに対し、ワークショップを体験してもらう研修会も行った。(了)
by miya-neta | 2007-09-20 18:46 | 教 育