ケヴィン・スペイシー、チャベス大統領と面会
2007年 09月 25日
2007.09.25
Web posted at: 20:52 JST- CNN/AP
カラカス──米俳優ケヴィン・スペイシーさん(47)が24日、南米ベネズエラの大統領府で、強硬な反米路線を唱える同国のウーゴ・チャベス大統領と面会した。
ケヴィン・スペイシーさんは、映画「アメリカン・ビューティー」でアカデミー主演男優賞を、「ユージュアル・サスペクツ」で同助演男優賞を受賞している。
首都カラカスの大統領府で、およそ3時間にわたって大統領と会談し、夕食をともにしたスペイシーさんは、笑顔で握手を交わした後、報道陣に何も話さず、大統領府を辞した。
会談の数時間前、スペイシーさんはベネズエラ政府が昨年、約1300万ドルをかけて設立した映画スタジオを訪問している。
しかし、スペイシーさんがチャベス大統領と面会した理由や、映画スタジオを訪問した目的については、明らかになっていない。
チャベス大統領はこれまでに、米ハリウッド作品による「文化的帝国主義」に対抗するため、自国の映画産業促進を推進することを明らかにしており、俳優のショーン・ペンさんやダニー・グローヴァーさんとも面会。
特に、ダニー・グローヴァーさんが監督として制作する18世紀ハイチの黒人反乱を描く映画については、ベネズエラ政府が1970万ドルの資金を援助することになっている。