高校生死亡:大阪府立高校で1年男子 飛び降り自殺か
2007年 09月 27日
27日午後3時10分ごろ、大阪府枚方市東中振2の府立香里丘高校(中田保彦校長、900人)の生徒から「校内で男子生徒が倒れている」と119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、校舎(4階建て)北側に同校1年の男子生徒(16)が倒れていた。頭を強く打っており、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。左手首に数カ所の切り傷があり、校舎3階のトイレでカッターナイフや血痕が見つかったことから、府警枚方署は生徒が手首を切ったうえで飛び降り自殺したとみて調べている。
同日夜、同校で会見した今井敬治教頭は「この生徒には、いじめなどの問題があったとは把握していない」と語った。遺書などは見つかっていない。
調べでは、3階の男子トイレは発見場所の真上にあり、カッターナイフ1本が見つかり、床には血痕があった。生徒のズボンのポケットからも、果物ナイフ1本が見つかった。
生徒はこの日、朝から登校していたが、昼休みに「保健室に行く」と同級生に言って、教室を出たまま所在がわからなくなっていたという。【中村一成】
毎日新聞 2007年9月27日 21時52分