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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自殺生徒の母 いじめ問題語る

山陰中央新報


 いじめ問題をテーマにした教育講演会が21日、松江市東奥谷町の城北小学校であった。福岡県筑前町で昨年10月、いじめを苦に自ら命を絶った森啓祐君=当時(13)=の母・美加さん(37)がいじめ根絶への願いを語るとともに、「子どもの話を聞き、正直な心を見せながら向き合ってほしい」と大人の姿勢の大切さを訴えた。

 講演会は、島根県教職員組合が開き、教員や市民ら200人が訪れた。

自殺生徒の母 いじめ問題語る_b0067585_218722.jpgいじめ問題に対する大人の役割などについて話す森美加さん

 森さんは、啓祐君の優しい人柄を物語る出来事を紹介した後、日常的に受けていたいじめに言及。「いじめていい理由も、いじめられる理由もない。違う価値観を受け入れ、優しさを持って生きていかねばならない」と言葉に力を込めた。

 学校からの情報が少なく、町へ情報開示を求めたことも説明し、「学校と家庭が情報を共有して子どもに向き合うことが、いじめをなくすきっかけになる」と強調。「息子が伝えきれなかった優しさを、私たちが伝えていきたい」と話した。

 この後、大東文化大文学部教育学科の村山士郎教授が講演し、いじめの「質」の変化などを説明しながら、「子どもの生活を振り返り、運動や言葉の力を育てる総合的な対策が必要」と語った。

('07/10/22 無断転載禁止)
by miya-neta | 2007-10-22 08:06 | 教 育