当時の校長を文書訓告 瑞浪いじめ自殺で市教委
2007年 11月 01日
2007年11月1日 夕刊
岐阜県瑞浪市の瑞浪中学校二年の女子生徒=当時(14)=が昨年十月、いじめを苦に自殺した問題で、同市教育委員会は一日、当時の佐々木喜三夫校長を文書訓告、藤原麒一朗教頭と教員三人を厳重注意とするの指導処分を発表した。
市教委などによると、佐々木前校長は問題発覚後、いじめの有無をめぐって説明を二転三転させるなどし、教育への信頼を揺るがせた。教員らは、自殺の約一週間前に女子生徒の母親がいじめの相談をしていながら適切な対応ができなかった。
校長らの処分については県教委が、法律違反がないことなどを理由に減給などの懲戒処分にはあたらないと判断。市教委は、八月に岐阜地方法務局から再発防止を求める「要請」を受けたことなどを受け「一年の区切り」として十月三十一日付で処分した。