「ハトのエサやり」禁止を検討、罰金も NY市
2007年 11月 14日
2007.11.14
Web posted at: 17:35 JST- CNN/AP
ニューヨーク──米ニューヨーク市議会のフェルダー議員が12日、「ハトのエサやり」を禁止する条例案を打ち出した。違反した場合は罰金1000ドル(約11万円)を科す内容となっている。
フェルダー議員によると、ハト1羽が排泄(はいせつ)する糞(ふん)は、年間11キロに達し、糞に含まれるアンモニアや尿酸によって、インフラ設備などが腐食する被害を受けていると指摘。
他の都市がハトの生息数を減少させた実績を参考にして、ニューヨーク市でも対応すべきだと主張している。
米国ではロサンゼルスが、ハトの生息数を管理るために、避妊対策を試験導入している。英国ではロンドンが、市内の繁華街トラファルガー・スクエアでのエサやりを禁止している。スイスでは北西部バーゼルが、ハトの卵をニセ卵に取り換えることで、生息数の減少を目指しているという。
ニューヨークのブルームバーグ市長は12日の記者会見で、エサやり禁止条例案について、支持を明らかにしなかったが、「ハト(の糞)で多くの場所が汚れやすくなっており、エサを与えない方がよい」と述べ、ハトの増加は問題だとの認識を示している。