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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ根絶へ保護者が議論

新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line


 相手を思いやる優しい心をはぐくんで「いじめ」をなくそう―。小中高校生を持つ県内の保護者が集まって、「子どもとのかかわり方を学ぶ会」が17日、三条市月岡1の三条高校で開かれ、実体験を踏まえながら、いじめ解決策などを話し合った。

 県教委に事務局を置く「いじめ根絶にいがた県民会議」の主催。地元県央地域はもとより、県内各地から約200人の父母が参加した。

 初めに、子供たちの人権にかかわる活動を展開している神奈川県のNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」理事、武田さち子さんが「いじめは子どもの心のSOS!」と題して講演した。

 武田さんは、(1)子どもたちが抱えるつらさや苦しさを理解してほしい(2)いじめは子どもの死に直結する、という危機感を持ってほしい(3)いじめは加害者の問題である―の三点を指摘した上で、「自分が受け入れられて初めて人の痛みが分かる。いじめる子の多くは親からネグレクトされたり、過度の期待を背負わされたり、問題を抱えていることに目を向けて」と述べた。そして、「相手を思いやる優しさがあれば、死に追い詰めるいじめはなくなる。親自身が幸せを実感し、自分の子どもや隣の子に優しさを分けてあげてほしい」と結んだ。

 その後、15班に分かれてグループワークを行い、どうしたら子どもの異状を早期発見できるか、どう対応していくか、などを話し合った。

 「5月の連休すぎあたりが要注意」「いじめた子に対して、いじめられた子の親が優しく接したら、相手の態度が変わった」「逆に、いじめられた側が相手の親に怒鳴り込むことで事態が好転した」など、それぞれの実体験を踏まえながら熱い議論が交わされた。


新潟日報2007年11月19日
by miya-neta | 2007-11-19 08:51 | 教 育