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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「教職員の増員必要ない」財政審の意見書原案

asahi.com:教育


2007年11月13日

 政府の08年度予算編成に向けた財政制度等審議会(財務相の諮問機関、西室泰三会長)の意見書(建議)原案が12日、明らかになった。文部科学省が求める小中学校教職員約2万1000人の増員について、「必要な状況にはない」として認めない姿勢を打ち出している。増員要求は与党内にも根強く、年末にかけ焦点のひとつになりそうだ。

 意見書は財政審が19日にまとめるが、財務省が作成に深くかかわり、予算編成に向けた同省の考え方が実質的に示される。

 文科省は夏の概算要求で、教職員が子供と向き合う時間を増やす必要があるとして、08年度からの3年で教員を増員するよう求めた。だが、財務省は、06年7月に閣議決定した「骨太の方針06」で、「教職員の定数については5年間で1万人程度の純減を確保する」と定めたことを根拠に、難色を示してきた。

 意見書の原案は、子供の減少に伴い児童生徒1人当たりの教職員数は増加しているなどとして、「現状でも対応可能だ」と指摘。授業以外で、教師の事務作業の負担が重くなっているとして、校長や教頭の組織運営力強化やIT(情報技術)化の推進などを求めている。

 このほか原案は、揮発油税(ガソリン税)など道路特定財源の上乗せ税率について「維持が不可欠」と結論づけた。また、地方公務員の給与水準の引き下げや、在日米軍の駐留経費負担(思いやり予算)の削減、08年度の診療報酬改定で薬価改定分を除いた「本体部分」を引き下げることなども、盛り込んでいる。
by miya-neta | 2007-11-13 09:23 | 教 育