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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ETC巡りトラブル2500件、阪神高速料金に不安の声

社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 阪神高速道路のノンストップ自動料金収受システム(ETC)をめぐり、料金収受員のミスや通信エラーなどが原因で通行料金を過大に請求するトラブルが昨年度以降、少なくとも約2500件発生していることがわかった。

 2008年度にはETC利用を前提にした距離制料金導入によって料金体系がより複雑になるため、利用者から不安の声も上がっている。

 阪神高速道路会社によると、料金の過大請求は昨年4月~今年9月、利用者から申告のあった分だけで2548件にのぼった。

 同社が今年4月の156件について調べたところ、過半数は、一般車・ETC車の共用ゲートにいる料金収受員のミスが原因。ETCの利用に気づかないまま現金まで受け取ったケースが31件あり、収受員が車種を間違えて過大に課金したのは30件。割引処理を忘れたケースも18件あった。

 出口通過の際、通信機器の異常で割引が適用されなかったケースは17件あり、16件は、ドライバーがパーキングエリアで車載器からETCカードを抜き取るなどしたため、割引が適用されなかったという。

 阪神高速では08年度中に、利用距離に応じて400~2350円(普通車)を徴収する距離制料金に移行する計画。収受員の手違いが原因で割引が適用されなかった大阪府内の会社員男性(36)は「距離別の複雑な料金制度になればトラブルが増えるのではないか。しっかり対策を考えるべきだ」と話している。

 距離に応じた料金制の名神高速道路などは、通信エラーやカード未挿入の場合、出口料金所にある開閉バーが上がらない仕組みで、課金ミスを防いでいる。

 阪神高速道路会社は「機器の精度は他の高速道と同レベルと考えているが、性能をさらに向上させ、収受員についても研修などを通じてミスを減らしたい」としている。

(2007年11月21日16時27分 読売新聞)
by miya-neta | 2007-11-21 16:27 | 経 済