色とりどりに仏教ショー 宗派超え「東京ボーズコレクション」
2007年 12月 15日
2007.12.15 17:17
日本を代表する7つの宗派が一堂に集結した、前代未聞の法要。散華(さんげ)舞うなか、声明(しょうみょう)が響き渡った=15日、東京都中央区の築地本願寺、本堂 仏教の新たな形を模索するイベント「東京ボーズコレクション」が15日、東京都中央区の築地本願寺で開かれた。
天台宗、真言宗、浄土宗など8宗派の僧侶有志による企画。お経とラップの共演など数々のプログラムが用意されたが、中でも異彩を放ったのが本堂に特設舞台を設けたファッションショーのような法要だ。
尼僧を含む36人の僧侶が、赤、緑、黄と色とりどりの衣やけさをまとい、各宗派の声明(しょうみょう)を披露。観客が囲む細長い通路をゆっくりと歩き、最後はパイプオルガンの伴奏で合唱しながら、ハスの花びらをかたどった紙をまく「散華(さんげ)」を行って、世界平和を祈願した。
おごそかさに華やかさが加わった雰囲気に、本堂を埋め尽くした観客は大いに沸いた。
