年賀はがき:4年連続で減少
2008年 01月 08日
日本郵政グループが7日までに取り扱った今年の年賀はがきの枚数は前年比4.0%減の29億600万通だったことが、同グループの集計(速報値)で分かった。減少は4年連続で減少幅は昨年の2.7%から拡大。「(07年10月の)民営化後初の大事業」(西川善文社長)として、前年の倍以上の広告費約80億円を投入したが、電子メールの普及などによる減少傾向に歯止めがかからなかった。
集計は、年賀はがきと一般はがきを区別して受け付け・配達する期間(07年12月15日~今月7日)に投函(とうかん)された総数。
ディズニーのキャラクターを使うなどデザインに工夫をこらし、発行枚数も前年より5.8%増の40億2104万枚と4年ぶりに増やした。テレビCMやイベントで「年賀状は贈り物」と訴えたが、効果は上がらなかった。一方、今年は年賀はがきの販売期間を18日までと例年より10日ほど長く設定。「年賀状の返事を書こう」と呼びかけ、挽回(ばんかい)を図っている。【野原大輔】
毎日新聞 2008年1月8日 19時14分 (最終更新時間 1月8日 19時33分)