基準値超える残留農薬 タイ産ホウレンソウ
2008年 02月 09日
2008年2月9日 18時57分
北海道、東北、東京、東海の各大学生協事業連合が、タイのユニオンフレッシュ社から仕入れたホウレンソウから、基準値を超える有機リン系殺虫剤「クロルピリホス」が検出されていたことが8日分かった。
各事業連合は、各大学生協に在庫分を使用せず、廃棄するよう指示。これまでに健康被害の訴えは出ていないという。
東北事業連合によると、1月25日に日本へ入港したホウレンソウが、その日の検疫で農薬残留が判明。2月4日に基準値0・01ppmの8倍と確認された。輸入したのは双日食料で、1月25日の入港分は出荷されなかった。これ以前の出荷分も検査したが、残留農薬は確認されなかった。
全国大学生協連はホームページや店頭で告知したが、報道発表していなかった。東北事業連合は「消費者の口に入ることはなく問題ない」としている。
(共同)