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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

はてな、本社を創業地の京都へ移転・米駐在の近藤社長も合流

インターネット-最新ニュース:IT-PLUS


 インターネットサービスのはてな(東京・渋谷)は14日、本社を創業地の京都に移転すると発表した。これに合わせ米国の子会社に駐在中の近藤淳也社長も帰国し、京都の本社に戻る。開発拠点を集約し効率を高めるためで、東京のオフィスは営業拠点として、米子会社は海外拠点として残すという。

 はてなは2004年に創業地の京都から東京へ本社を移し、現在従業員は21人。ブログサービスの「はてなダイアリー」、人力検索サイトの「はてな」、ソーシャルブックマークの「はてなブックマーク」などのサービスを提供し、ユニークユーザー数は938万人となっている。2006年7月に米シリコンバレーに子会社を設立し、近藤社長は現地に滞在しながらグローバル展開をにらんだ製品開発を進めていた。

 京都へ本社を戻すのは日米に分かれた開発機能を集約するためで、「ものづくりに集中するためには京都が最適」(近藤社長)と考えたという。現在入居している渋谷のオフィスが取り壊されるため、東京に残る10人程度の営業担当者のオフィスは5月以降別の場所に移す。近藤社長は以前から「いずれは京都に戻りたい」と発言していたという。

 京都のオフィスは現在の約2倍の広さがあり、開発の人材を中心に採用を増やす。当面社員は25人程度となる予定。

 近藤社長が赴任から1年半余りで米国拠点から帰国するのは「法人としての体制が整ったため」という。一方で「現在の規模の会社で複数の拠点で開発を進めることの難しさが分かった」(近藤氏)ともコメントしている。時差の関係で日米間のコミュニケーションが難しい面もあったようで、「日本にいても米国向けサービスの開発は可能」(経営企画担当者)との結論に達したという。

 はてなは昨年から英語版のサービスも提供しており、今後も海外市場への展開を狙っていくという。

[2008年2月14日/IT PLUS]
by miya-neta | 2008-02-14 10:11 | 経 済