コラム・「私らしさ発見! ボランティア・NPO 出会い市」 女子中学生暴行事件で抗議のレッドカードも
2008年 02月 19日
2008/02/19
人気があったカンボジアなどアジアの国々との交流を紹介するブース誰かの「困った」、社会の「困った」を、なんとかしたいという沖縄県内のNPOの61団体が集まって「私らしさ発見! ボランティア・NPO 出会い市」が17日午前10時から沖縄国際大学で開かれ、大勢の参加者でにぎわった。
各ブースごとに分けられた「出会い市」では活動内容を写真パネルや映像で紹介し、訪れた人たちに担当者が熱心に説明していた。ブースによっては体験コーナーがあり、小物作りを楽しむ親子連れの姿もみられた。祖母らの時代に遊びの中心だったというお手玉遊びを体験する子供たちもおり、みんなが楽しめるイベントだった。
「出会い市」は沖縄県ボランティア・市民活動支援センターが主催。参加は環境や福祉、アジアとの交流団体など。不発弾の最終処理を考える会は、米兵による女子中学生暴行事件に抗議する「レッドカード」を作製し、会場を訪れた人々に配っていた。それには「卑劣な事件、そして理不尽な現実に対して、ささやかな抗議の意思を一緒に示しましょう」と書かれている。参加団体もブースに「レッドカード」を貼り出し、抗議の意思表示をしていた。具志堅(ぐしけん)隆松さんは「社会問題に関係を持ち活動するNPOの立場からも看過できない問題だ」と話していた。
ベトナムやカンボジアなどとの友好関係を促進している「もっと知りたいアジアの友だち」の各NPOでは、奨学資金や交流イベントなどの実態を紹介し、近隣のアジアの国々への関心を呼び掛けていた。環境や環境教育関連のNPOが多く、それぞれの取り組みを紹介し、沖縄の実情を訴えていた。
沖縄本島中部の泡瀬干潟の埋め立てに抗議し、埋め立て阻止を主張してきたグループは、これまで発見された新種・絶滅危惧種の貝などの生きもの、海草を紹介し、豊かな干潟を熱心にPRしていた。特に泡瀬干潟は沖縄最大のもので、クロツラヘラサギなど貴重な渡り鳥の中継地・越冬地として知られている。
「いじめから子供を守ろう!ネットワーク沖縄」「私らしいお産を考える会」「(特活)療育ファミリーサポートほほえみ」など子育て関連の団体が意外に多かった。ブースの中には「赤ちゃんにもどってトンネル(産道)をくぐってみよう」と、ドキッとする呼び掛けをするところもあった。
社会福祉関係では「難聴福祉を考える会」「バリアフリーグループ」「脳損傷友の会ゆい沖縄」「自閉症児者親の会まいわーるど」など、難病や肢体不自由などを支援するNPOも多く、各ブースを回るだけで社会福祉の実態を知ることができた。
(比嘉康文)
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