生徒自殺の天王南中 カウンセラー派遣へ
2008年 03月 17日
潟上市の市立天王南中学1年の女子生徒(13)が、校内のトイレで首をつって自殺した問題で、潟上市教委は16日、同校以外の市内小中学校9校の校長を集め、臨時の校長会を同市内で開いた。
会議では、教師が相手を傷付けるようなメールを見つけた場合の指導の仕方や、生徒・児童に今回の自殺をどう報告するかについて話し合った。メールの内容については、あまりにひどい場合は、保護者を交えて生徒と話し合うことを確認した。また、同市教委は17日からカウンセラーを同校に派遣し、生徒や教師の心のケアにあたる。
同市教委によると、臨床心理士の資格を持つカウンセラー2人と、近隣の学校から養護教諭2人を派遣し、生徒の精神状態などを調査する予定。保護者からの要望があれば生徒の自宅にもカウンセラーを派遣するほか、動揺が広がれば近隣の学校への派遣も検討する。
同市教委は「2、3次被害を避けるために、生徒を第一に考えて心のケアに全力を尽くしたい」としている。
同校には現在、スクールカウンセラーが2週間に1度訪れるのみ。また養護教諭も一人しかいない。
(2008年3月17日 読売新聞)