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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「誰でもよかった」-岡山駅突き落とし殺害少年 デブといじめられた小中時代

(2ページ) - MSN産経ニュース


2008.3.29 14:13

仮谷さんが突き落とされたJR岡山駅・山陽線下り2番ホーム 「誰でもよかった」。JR岡山駅のホームで岡山県職員、仮谷国明さん(38)同県倉敷市=が線路に突き落とされ死亡した事件で、岡山県警に殺人未遂の現行犯で逮捕された大阪府大東市の少年(18)はこう供述した。阪神大震災で被災し、小中学校ではいじめられ、高校では自分の実力以上の超難関大学を志望した少年。無差別殺人に及んだ少年の動機は一体何なのか。岡山県警は少年の心の闇の解明に全力を挙げている。 

小中時代はいじめられっ子

 「くさい」「デブ」。

 少年の一家は阪神大震災で被災し、兵庫県尼崎市から大阪府大東市に引っ越した。しかし、大柄だった少年は新しい環境になじめず、小中学校を通じて同級生からたびたびいじめを受けた。

 同級生たちは、体格はいいがおとなしい少年を“格上(かくうえ)狩り”と称していじめの標的にした。テレビゲームのキャラクターになぞらえ、「マスター」と呼んでからかった。体育の授業後、少年の汗のにおいを「くさい」などとはやしたてた。少年は時には、イスを投げつけられたりもしていた。

 「女子生徒にセクハラをした」。少年はそんな言いがかりをつけられ、体調を崩したこともあった。学校では1人でいることが多く、休み時間は読書をして過ごすことが多かったという。

 担任だった男性教諭は、少年について「目立たない存在だが、気持ちが優しかった」。同級生の一人は「自分から人に接するのが上手じゃなかった。だれにも相談できず、爆発して事件を起こしたのでは」と推測する。

現実離れの志望校

 少年は大阪府池田市内の高校に進学した。自宅から高校まで電車を乗り継いで約1時間半。遠方の学校を選んで通学する少年の姿は、まるでいじめを避けるかのようだった。高校時代は放送部に所属。始業式や終業式では放送機器の設置など裏方の準備に汗を流したが、1人でいることが多かったという。

 「東大に行く」

 学校関係者によると、少年は高校1年の時は東大農学部を志望。2年の時は京大医学部への進学を目指していた。成績はクラスの中で上位だったが、東大や京大にいけるほどの学力はなく、担任は保護者に対し「よく勉強を頑張っているので、地方の大学なら推薦できる。理想的な大学ばかり言わず、もう少し現実的に考えてほしい」とアドバイスしたという。

 しかし少年は聞き入れず、頑固な一面もあった。しかし高校3年の秋、家庭の経済的な理由などで大学進学は無理だと分かり、12月の期末試験では成績が少し下がった。その後は、「就職するために簿記の資格をとって、事務仕事をしたい。4月からは知り合いに頼んで、アルバイトをしながら金をためる」などと話していたという。

職探し難航でストレス?

 行く当ても確認せず家出し、電車に乗ってたどり着いたJR岡山駅ホーム。無言で仮谷さんに近づき、肩のあたりを両手で押した少年は、自宅の台所から持ち出した果物ナイフを所持していた。「人を刺そうと思って持っていた」。県警の調べに対し、淡々とした様子で供述した少年は、家出について「進学を希望したが、経済的な理由であきらめたことも理由の一つ。大阪を離れたかった」とも話したという。

 少年は「仕事をしながら来年の進学を目指したい」と周囲に打ち明けていたが、職探しが難航。約3カ月前、小中学校時代の同級生に「金が足りず大学に行けない。社会人になることを決め、就職活動をしているが仕事が見つからず難しい」と漏らしていた。少年は事件前日も就職活動をしており、心理的に追い詰められていた可能性もある。

 24日夜には一家で食事中、茨城県土浦市の8人殺傷事件がテレビのニュースで報じられた際、父親に「こんなことしたらあかんで」と言われ、「うん」と返答した少年。同級生らは「自分から危害を加えるようなタイプではなく、人に近づくのも苦手そうだった。今でも信じられない」と突然の凶行に首をかしげる。

 少年は、土浦市の8人殺傷事件に触発されたのであろうか。それとも就職活動が難航するなどさまざまなストレスが爆発したのであろうか。岡山県警は、犯行動機の解明を急いでいる。
by miya-neta | 2008-03-29 14:13 | 教 育