「父親から突き放されたと感じた」…駅突き落とし事件の少年
2008年 04月 11日
JR岡山駅で岡山県職員假谷(かりや)国明さん(38)が突き落とされ、死亡した事件で、大阪府大東市の少年(18)(殺人容疑で送検)の弁護にあたっている佐々木浩史、大本崇の両弁護士は11日、岡山市内で記者会見し、殺害や家出の動機について、「父親から突き放されていると感じたから」と話していることを明らかにした。
假谷さんの遺族と自分の家族に対しては「申し訳ないことをした」と謝罪の言葉を口にしているという。
両弁護士は、少年が犯行前の3月24日、ハローワークに行って資料を受け取り、父親と就職について話し合った際に、「大学進学を含め、将来的なことについて、突き放されたと感じたようだ」と話している。
少年が通っていた高校の関係者によると、少年は昨年6月、父親から大学進学は経済的な理由であきらめるよう言われたという。
(2008年4月11日14時41分 読売新聞)