毎日プール・中抜け・カラ出勤…大阪市職員121人処分
2008年 05月 14日
大阪市は13日、職場を抜け出す「中抜け」や、出退勤時刻を示すカードを同僚に記録してもらう「カラ出勤」によって、勤務時間や手当をごまかすなどしていた121人を処分したと発表した。
このうち2003年度以降、806日間、勤務時間中にスポーツ施設のプールに通っていた建設局の辻井弘至職員(40)を懲戒免職とした。
処分は、ほかに諭旨免職1人、停職28人、減給16人、戒告18人など。辻井職員は「04年度からほぼ毎日、職場を(昼休みを含み)約2時間半抜け出していた」などと説明しているという。出先機関で資材管理などを1人で担当していたため発覚が遅れたという。
同局の別の男性職員(47)は、部下がマンホール内で勤務したと日報を偽造し、特殊勤務手当3万3000円を不正受給させたとして諭旨免職。同局のさらに別の男性職員(40)(停職3か月)は親族が死亡したと偽り、4年間で忌引休暇を計6回(6日間)利用。当初、市の調査に不正を認めなかったため、市が親族の自治体に照会などをして健在を確認するはめになった。
(2008年5月14日00時26分 読売新聞)