教師向け「マニュアル」作成へ いじめ、自殺防止 文科省が作成へ
2008年 05月 23日
(2008/05/23 09:10)
文部科学省は本年度、いじめなどによる児童生徒の自殺を未然に防ぐため、小中高校の教師向けに「自殺予防マニュアル」の作成に乗り出す。子供が発するサインの事例や関係機関との連携の重要性などを盛り込み、学校現場で生かせる実践的な内容にする。
いじめを苦にした自殺が後を絶たないため、文科省は「教師が正確な知識を身に付けるための研修が必要」と判断。三月に設けた有識者による協力者会議で、研修などで使えるマニュアル冊子の作成に着手する。
全国では東京都教委が三月に同様のパンフレットを作成し、同省はこうした資料を参考にする。都教委のパンフレットは「家出をする」「急に成績が落ちる」「体重が減少している」「突然泣き出す」など、子供が発するサインを列挙。教諭が一人で抱え込まず情報を共有するよう呼び掛けている。
児童生徒の二〇〇六年度の自殺者は百七十一人。このうち学校が「いじめがあった」と答えたのは六人だった。冊子にはこうしたデータや、サインを発した子供への声の掛け方についても盛り込む。
文科省は遅くても本年度中に冊子の内容を固め、全国の全小中高校に配布、来年度から使えるようにする。
.jpg)
