人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ネットいじめ自殺、被告女性は無罪を主張

ITmedia News


MySpaceで身分を偽って少女に近づき、自殺に追い込んだとして起訴された女性が、無罪を主張している。 (ロイター)

2008年06月17日 13時57分 更新

 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の米MySpaceにおいて、偽プロフィールを使った陰湿ないじめ行為で近所に住む13歳の少女を自殺に追い込んだとして、米ミズーリ州在住の女性が起訴されているが、この前代未聞の訴訟において、被告女性は6月12日、容疑に対して無罪を訴えた。

 ロリ・ドリュー被告は16歳の少年を装ってMySpaceに偽のプロフィールを作成し、近所に住むミーガン・マイヤーさんに言い寄り、しばらくはあたかも恋愛感情を抱いているかのように振る舞いながら、その後、突如悪口を浴びせ出し、絶交を宣言したとされている。同被告は、共謀、および情報入手のために保護されたコンピュータに不正アクセスした容疑に対し、無罪を主張している。

 ドリュー被告は7月26日に審理にかけられることになっている。法律の専門家は今回の裁判について、「根拠となる連邦法の適用範囲を拡大するものとなる」と指摘している。この連邦法は従来、政府のコンピュータに侵入した人物の起訴に使われてきたものだ。

 ドリュー被告はミズーリ州セントルイス近郊のオファロン在住で、メイヤーさんはその4軒隣に住んでいたという。「適用できる法律がない」としてミズーリ州の検察が同被告の起訴を断念したのを受けて、ロサンゼルスの連邦大陪審は今年5月、同被告の起訴に踏み切った。

 有罪判決の場合、同被告には最高で20年の禁固刑が科される可能性がある。

 ロサンゼルス連邦地方裁判所に初出廷したドリュー被告は罪状認否の間、一切発言を行わず、無罪を主張する弁護士の横に静かに立っていた。

 検察によると、同被告には10代の娘がおり、その娘はメイヤーさんと仲が悪かった。同被告はほか数名の仲間とともに、誰だか知らない10代の男の子の写真を使い、「ジョシュ・エバンズ」という名前で16歳の少年の偽プロフィールを作成したという。

 さらに起訴状によると、同被告らはMySpaceを介して「ジョシュ」としてメイヤーさんに近づき、恋愛感情があるかのようなやりとりを数週間続けた後、2006年10月15日になって突如「お前なんかいない方がこの世はずっと快適だ」と言って別れを切り出したという。

 この最後のメッセージから数時間後、メイヤーさんはジョシュとの関係をめぐり母親と口論し、その後、寝室のクローゼットで首をつった。ジョシュが実在しないことをメイヤーさんは最後まで知らないままだったという。

 メイヤーさん自殺のニュースは世界中のメディアに取り上げられ、MySpaceなどのSNSサイトには、ネットいじめの取り締まり強化を要請する電話が殺到した。

 起訴状によると、メイヤーさんが自殺した後、ドリュー被告はMySpaceの偽のアカウントを削除し、この件について知っていた少女に黙っているよう口止めしたという。

 この事件が世間に広く知れわたってからというもの、ドリュー被告の家族は近隣の住民から避けられ、インターネット上では非難の嵐に遭い、家族で営む小さな広告会社も攻撃の的にされた。


ロサンゼルス 16日 ロイター]
copyright (c) 2008 ロイター・ジャパン(株) All rights reserved.
by miya-neta | 2008-06-17 13:57 | 教 育