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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

大分教員採用、参事が口利きメモ 県議の名も

asahi.com(朝日新聞社):社会


2008年7月10日3時0分

 大分県の小学校教員の採用を巡る汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が、特定の受験者の採用を口利きした人物などについてのメモを作っていたことが関係者の話で分かった。複数の県議や県教委関係者らの氏名が書き込まれているという。県警はこのメモを押収しており、不正採用を巡る口利きの実態や、金品の授受が絡む不正の有無について調べを進めている。

 江藤参事は03年4月から逮捕されるまで5年余りにわたり、義務教育課程の人事を担当。小学校や中学校の教員採用試験の実務も統括していた。

 関係者によると、江藤参事はこの間、採用試験の受験者の得点を操作して不正な採用をするよう上層部から指示を受けた。その際、一部の受験者については口利きをした人物の肩書や氏名なども明かされたらしい。江藤参事はそうした情報を受験者の氏名と併せて備忘録的に書き残していたといい、メモは江藤参事が担当した04年度採用分から08年度分までそろっていた。

 また、別の関係者によると、江藤参事は、口利きをした県議がその受験者の採用を強く求めているなどと上層部から伝えられたこともあり、そうした経緯はメモに詳細に記されているという。

 県警の調べなどに対し、江藤参事は採用の1次試験の終了後、受験者全員の得点表を上層部に提示したと供述。その表に上層部が書き込んだ印をもとに、1次、2次試験の得点をかさ上げしたり、減点したりする操作をしていたとされる。

 08年度採用の小学校教員の採用試験で、印が付けられた受験者は約20人。07年度の採用試験では、当時、県教委ナンバー2の教育審議監だった大分県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で逮捕=から、10人以上の受験者を合格させるよう直接指示を受けたとされる。
by miya-neta | 2008-07-10 03:00 | 教 育