河野衆院議長、在任最長に 「戦前回帰、心配だった」
2008年 11月 21日
河野洋平衆院議長の在職日数が20日で1786日となり、戦前も含め衆院議長の最長在任記録を更新した。これまでの記録は明治から大正にかけ議長を務めた大岡育造氏の1785日。15日に現行憲法下で最長だった船田中氏(1780日)を抜いていた。
河野議長は2003年11月に就任。20日の記者会見で約5年の在任中を振り返り「戦前回帰、戦後レジームの見直しという声が高くなってくるのではないかという心配の時期でもあった」と表明。「国民の気持ちをセンターラインとし、越えるようなことが出たら言わなければならない」とも強調した。
衆参ねじれ国会を巡っては「各政党が話し合いをしてほしい」と混乱回避への努力を求めた。(2008年11月21日 07:02)